待望のコードレスオービタルサンダー
2021年9月に発売されたマキタのオービタルサンダーBO380D。
技術的には10年前には発売されていてもおかしくなさそうだったが、需要が低かったのか他社含めてあまりコードレス化されていなかったカテゴリーの製品。
ちなみに外観はほぼコード式オービタルサンダーBO3710のまま。付属品、別売アタッチメントも同じ。
機能的にはブラシレス化されて3段階にパワー調整可能に改良されている。回転数も地味に11,000→最大12,000回転/分に強化。ここはブラシレス化の恩恵か?
海外版DBO380
マキタは海外で別型番になっている製品が多い。基本的に末尾の文字”D”が前にきてBO380DだとDBO380のようになる。
※ただし10.8Vはそのままだったりする。さらにアメリカでは全然違う型番になったりする。
そこでネットで製品情報をあさっているときに気付いてしまったが、海外一部地域ではDBO380(BO380D)の上位版DBO381が存在する。(海外と大雑把にしているがとりあえず以降は製品ページがあるオーストラリアで説明。)
上位といってもAWS(集塵機BT連動機能)がついているだけなんだが、BO380D所持者としては少し悔しい。日本では発売予定がないんだろうか。
海外版は付属品が違う
ちなみに細かい違いとして付属品が異なる。サンドペーパーの枚数はどうでもいいとして。日本では別売品のパンチプレートが標準付属する。これは純粋にうらやましい。
さらに上の写真でも分かる通り、国内版の布のダストバッグではなく樹脂のダストボックスになる。これは中に紙パックを入れて使う物らしい。紙パックは消耗品になると思うのでここは一長一短か?
ちなみにダストボックスはDBO380用というわけではなく、海外ではランダムサンダーBO180Dの時点で付属していたみたい。
- ダストボックス アセンブリ(135327-0)
- パンチ プレート(51271-6)
- バッテリー プロテクター(422807-8)
あとバッテリー プロテクターなるものが付属している。サンディング時にバッテリーを本体の一部として抑える必要があるため付けたのだと思われる。保護というよりこれで抑えやすくなるのかな。でも必要な物ならなんで国内版は付いてないんだ。なにかの国民性の違い?
AWSの必要性
BO380DとBO381Dの本体機能の違いはAWSの有無だけのようだが。わざわざ分ける必要あったんだろうか。この部分の価格差大きくても2,000円ぐらい?
- BO3710 ¥13,300 → BO380D ¥19,600
- BO3710 ¥13,300 → BO381D ¥21,600?
う~ん、2,000円アップは厳しそうだけど(自分は買うけど)、AWSユニットも別途3,000円強要るんだし、500円アップぐらいで1機種統一できなかったのかな。DBO381販売地域はAWSユニットの普及率が高いんだろうか。そこまで刻むほどのことか?
ついでにBO380Dへのダメ出し
↓この速度切替ボタン。ランダムサンダーBO180Dと同じ仕様だが。
↓こういうダイアル式の方が絶対に使いやすいと思う。
電源入れるたびに全開になるのが鬱陶しすぎる。隙間から粉塵が入るから?ってダイアル式のベルトサンダーBS180Dも粉塵が大量に出る製品じゃないか。
どうもコードレス化する際に、元のコード式製品に変速機能があったかどうか(電子制御有無)で、切替ボタンかダイアルになるかが変わる傾向にあるみたいだ。次のベルトサンダーは大丈夫だと思うけど、ランダムサンダーの改良版だす際はダイアルでお願いしたい。
関連リンク
- マキタ BO380D(BO380DRG/BO380DZ)
- マキタ オーストラリア DBO381
- マキタ シンガポール DBO381 ※こっちはダストバッグ装着だが、さらにダストボックスとAWSユニットも付属?