マキタ初の40Vmax集塵機
マキタ 40Vmax 集塵機VC001G/VC002G/VC003G/VC004G/VC005Gが2021年11月発売に発売された。
従来よりキャニスター型集塵機はフルセット品がなく、単体品のみの展開となる。
- VC001GZ 乾湿両用 8L ¥63,800(税抜)
- VC003GZ 乾湿両用 15L ¥67,000(税抜)
- VC002GZ 粉塵専用 8L(電動工具接続用) ¥73,500(税抜)
- VC004GZ 粉塵専用 15L(電動工具接続用) ¥76,700(税抜)
- VC005GZ 乾式専用 8L ¥63,800(税抜)
ラインナップのおさらい
基本ラインナップは乾湿両用、粉じん専用 、乾式専用の3タイプ。容量違いを含めると5タイプ。新型40Vmax、旧型18Vx2ともラインナップ数は同じ。
電源 | 40Vmax | 18Vx2 |
---|---|---|
容量 | 8L/15L | 8L/15L |
乾湿 | VC001G/VC003G | VC865D/VC155D |
粉塵 | VC002G/VC004G | VC867D/VC157D |
乾式 | VC005G | VC866D |
新型(40Vmax)の旧型(18Vx2)の変更
スペック値とは別に細かい点が変更されているので気付いた点を箇条書きにする。
- バッテリー2つ装着できることは変わらないが、1つでも動作するようになった
- 形状が変わった。18Vx2世代より前のAC機世代の外観に戻った
- ツールボックス(アタッチメント収納する部分)がAC機世代のマルチフックに戻った
- 内部フィルター類がすべてAC機世代の品番に戻った
- マックパックアダプタが装着可能になった
- VC866D → VC005G 乾式専用タイプの付属品がポリ袋から紙パックになった
- VC865D/VC155 → VC001G/VC003G 乾湿両用タイプのロック付ベンディングパイプ、伸縮パイプとフリーノズルが、ロックなし版とコーナーノズル(AC100V機の付属品)に戻った
- 8Lタイプのみ後部タイヤが大型化
- 高さが大きくなった(AC100V機世代 → 18Vx2世代はほぼ変わらないが、それより大きくなった)
※おそらく大型バッテリー対応のため
形状の変遷
デザインは直近の18Vx2機ではなく、AC100V機の後継になる。
集塵機のタイプ毎の違い
乾湿両用
水を吸える掃除機。内部にフロート機構がついている。
※フロートは集塵機のタンクの水がいっぱいになった際、上部のモーターに侵入させない仕組みのこと。トイレの給水タンクと似たようなもの。
粉じん専用
電動工具の連動機能付き。付属ホースが太く、先端ノズル等が付属しない。
※電動工具の連動機能 = Bluetooth連動機能 = AWS
乾式専用(ドライクリーナ)
集塵機ではないが、同型機。マキタのクリーナーを強力にしたもの。容量は8Lタイプのみ。
タイプ毎の性能差
吸引仕事率は、乾湿両用(310W) > 乾式専用(265W) > 粉じん専用(205W)
ただ内部のモーターは同じもので、付属品の差。吸引仕事率はホースの先で測るため、ホースが長い、太いと吸引仕事率が下がる。
吸水対応はフロート機構がついているからだが、別途部品を追加すれば、乾式専用、粉じん専用機種でも吸水対応にできる。※ただし自分で部品を取り付けず、販売店等でとりつけてもらう必要があると説明書に記載あり。
AWS部分は簡単には後付けできない。
吸水機能とAWSを両立させた機種が欲しい場合
アタッチメントの差は追加購入すれば済むが、吸水機能とAWSが両立しないのでどちらか取捨選択する必要がある。
フロート機能は後付け可能で、AWSは後付けが難しいため、AWS対応機種を購入してフロートを後付けすれば両立させることは可能。
ただし汚れた水を吸い込んだ後は集塵機のタンクやホースを洗浄する必要があるため、電動工具用の集塵機は専用のものを別途用意することが推奨される。
関連リンク
- 40Vmax
- 18Vx2