2022年1月発売 マキタ 40Vmax カンナ KP001G 18Vからパワーアップ

この記事の価格表記は、2022年10月改定の価格に訂正されたものです。

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マキタ初の40Vmax コードレス カンナ

マキタの新製品40Vmax コードレス カンナ KP001Gが2022年1月発売された。

40Vmax 充電式カンナ KP001G

2020年1月に新型18Vカンナが出てから2年。単純に40Vmax用でスペック値が強化されたモデルになる。

  • KP001GRDX フルセット ¥92,300(充電器DC40RA+バッテリーBL4025x2) ※ケースなし
  • KP001GZ 本体のみ ¥47,000

18V機との比較

AWSも18V機のKP181Dの時点で対応済みのため、機能の変更点はなく、防水防塵対応と基本性能のアップのみ。見たところ付属品や別売品も全く同じ。

18V 充電式カンナ KP181D

では40Vmaxのパワーが必要かどうかということになるが、切削深さや木の材質次第?切削深さ3mmから4mmへの改良はトルクアップも期待できそう。ただ仕上げのカンナ掛け程度なら18Vで十分な印象もある。

18V機、40Vmax機の共通の特徴

  • ブラシレスモーター
  • AWS(集塵機との無線連動)
  • 3段階の面取り溝
  • 切削屑両面排出
  • フット付き

防水防塵対応は40Vmaxの基本特性なのでついてくるがカンナでの必要性は微妙?防塵の方で大量に出てくる木屑に対して効果が気になるが、そういう機能ではない気がする。

ちなみにKP181Dの前機種KP180Dは2014年発売で、KP181Dは上記の機能が追加された大幅改良モデル。※フット付きはKP180D以前から。

大容量バッテリーとの相性

カンナに限らないが、40Vmax製品はモーターのパワーが上がっている分、バッテリーの消費も上がる。さらに18VのBL1860B(108Wh)に対して、40Vmax(36V)のBL4025(90Wh)とバッテリー容量自体が減少している。

40VmaxにはBL4040、BL4050Fの大容量バッテリーがあるので、それを使えばいいじゃないかという話かもしれないが、バッテリーを本体後部に取り付けるので、前後のバランスを保つ必要があるカンナでは使いづらくなる可能性がある。これは未使用での意見なので、実際に使用してみるとカンナ自体もかなり重いこともあって問題ないのかもしれない。

とはいえ切削深さ1mmで95m使用できれば十分な気もする。

取扱説明書によると、BL4025、BL4040が推奨。BL4050Fは推奨外。

バッテリー持ちが気になるのであれば当然AC100V機を選べばいいが、現行の82mm機KP0800ASP、DIYモデルM194、M191は古い機種なので、比較すると切込深さや機能面でかなり差がついている。

AC100V 電気カンナ KP0800ASP
型番KP001GKP181DKP0800ASP
電源40Vmax18VAC100V
本体価格※¥47,000¥40,400¥26,500
フルセット価格※¥92,300¥72,200
発売時期2022-012020-012009-09
最大切削幅82mm82mm82mm
最大切削深さ4mm3mm2.5mm
相じゃくり深さ25mm25mm9mm
回転数15,000min-112,000min-117,000min-1
1充電作業量※約95m約122m
重量3.5kg3.6kg2.5kg
長さ379mm366mm285mm
156mm156mm158mm
高さ166mm166mm158mm
  • 標準価格は税抜き
  • 1充電作業量は米松(幅50mm)切削深さ1mm

雑感

もともとマキタの18VカンナKP181Dは海外含む他メーカー比較でも、自分が見た限りでは割と好スコアだったと思うので、正直18Vでも十分なのではと思う。40Vmaxでさらに評価が上がるのか気になるところ。ただ最近の40Vmax製品の充実度的に一気に18Vを手放す人も出てくる頃?

先月12月に40Vmaxトリマーが発売されたので、木工工具としてはあとはカンナもそのうちでるかなあ、と思っていたら矢先の発売。これで残りの木工工具では各種サンダー(ディスクグラインダーではない方)や、ジョイントカッターなどが残っているが、これらを40Vmaxに置き換える気があるのかは予想が少し難しい。大きめのランダムサンダーか、初の76mmコードレス ベルトサンダーか。

ちなみにマキタ初の電動工具製品も電気カンナで、昔はカンナが花形製品だったらしいけど、今はインパクトドライバーって感じ?

1958年 電気カンナ 1000

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